リヴァイアサン

内容
アメリカ各地で自由の女神像を爆破した男「ファントム・オブ・リバティ」。彼は何に絶望し、何を破壊しようとしたのか? 人生を、世界を変革することを夢見た男の物語。

ここが凄い!

  • ドン・デリーロに捧げられている。
  • 文章が平易で読みやすい。
  • ストーリーはとりとめもない。が個々のエピソードが面白いのでそれなりに引き込まれる。
  • 基本は作家である主人公の一人称語りなのだが途中、登場人物の語りから再構成されるエピソードを語ることによって実質三人称小説にもなっている。


これでポール・オースター三冊目なのですが読むたびに自分の中で評価が落ちていくような・・・。
これってある種のインタビュー小説なのだと思うのですが読んでるうちにどうしてこんなに詳しく他人の内面や周囲のディテールを語れるんだよ!という突込みがどうしても頭の中に渦巻いていけませんでした。
一応主人公が作家でありそして彼に語る人物たちも芸術系という設定があるんですけどね。
やっぱり変だよね。

リヴァイアサン
リヴァイアサン
posted with amazlet on 07.02.08
ポール オースター Paul Auster 柴田 元幸
新潮社
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