ストリート・キッズ
ここが凄い!
- 舞台は1970年代。主人公はニューヨークの若者ニール・ケアリー。職業は学生そして名うての探偵。
- 行方不明になった上院議員の娘を探す依頼を引き受ける。
- ニールが所属する探偵組織"朋友会"の成り立ちが面白い。いかにもアメリカ的。
- ニールが探偵になるいきさつも面白い。
- ニールは"父さん"に子供のときから徹底的に探偵術を教え込まれる。"父さん"はロケットパンチを使う。
- "父さん"とニールの関係が素敵。
- 文章が軽快なのでグイグイ読める。
- でも会話やニールの皮肉が面白くてページをめくる手が止まる。これぞハードボイルド!
- 登場人物が少ない。冒頭の登場人物紹介に出てくる人物だけでほとんど。
- なのでハードボイルドにありがちな複雑な人間関係で頭が混乱する心配は無い。
デヴィッド・ハンドラーが好きな人に特にお勧め。
それ以外の人でも十分楽しめます。
ハードボイルドを敬遠してた人でも読めるんじゃないかな。ハードボイルド入門として最適かも。
もちろんハードボイルド好きでも十二分に楽しめます。