猫の心を持つ男
ここが凄い!
- 自殺に偽装された男性会計士殺人事件。舞台は現代、場所はシカゴ。
- 主人公はその会計士の心理カウンセラーだったケイレブ(猫型)と事件担当刑事のシネス(犬型)。
- 猫型、犬型とはケイレブによる人間に分類の仕方。結構大雑把な分類。
- 中盤までは割と淡々としている。シネスとケイレブの人間性の描写が多い。
- それでもシネスのサスペンスシーンなど飽きさせないようにしてある。
- 中盤ケイレブがある秘密をカミングアウトしてから俄然面白くなる。
- 真相は結構入り組んでいる。
- ラストのシチュエーションは腐女子向けサービス?ちなみに作者は女性。
どうやらアメリカの現代ミステリ小説の主人公は必ず家庭に問題を抱えてないといけないようです。
おそらく読者に親しみを持たせるために編集者側がアドバイスするんでしょうけどこうまで多いと流石に辟易します。いろんな意味で病んでるなあ。