マダムタッソーがお待ちかね
マダム・タッソーがお待ちかね
posted with amazlet on 06.10.27
ここが凄い!
- 19世紀ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台にした殺人事件。
- 逮捕され自白した若い女性は本当に真犯人なのか?
- 死刑執行までのタイムリミットがあるなかの真相探し。
- 文章が平易でぐいぐい読める。
- 場面転換が巧み。だから飽きない。
- 当時の死刑に対する大衆の見方が面白い。
- 真相はちょっと薄いかも。
- タイトルが秀逸。
ピーター・ラヴゼイは凄いですね。森博嗣氏がミステリを読むならラヴゼイを一冊薦めるというのもうなずけます。なんていうか非常にバランスが取れています。ミステリー過ぎず、一般人(非ミステリファン)に媚びすぎず。
こういった作家ってほとんどいないんじゃないでしょうか。