苦い林檎酒
ここが凄い!
- 回想ミステリー。
- 第二次世界大戦中イギリスの田舎町で起きた事件の真相とは。
- 主人公の大学教授(事件の目撃者)とアメリカから来た少女(犯人とされた人物の娘)のコンビが面白い。
- 文章が平易でぐいぐい読める。
- 林檎酒の作り方が懇切丁寧に説明される。
- 読者サービスが凄い。
- ユーモラスな語り口、猟奇的な事件、ロマンス、アクション、意外な真相。
トマス・H・クックの『緋色の記憶』に良く似た作品なのですが、私はこっちのほうが全然楽しめました。
やっぱりユーモアって大事ですね。
両方とも結構陰惨な事件なのですがこちらは読んでて重苦しい雰囲気にならず最後まで楽しく読み通せます。『緋色の記憶』はもう読んでてつらかった…。